小田急が誇る名ロマンスカー・LSE特急はこねが
箱根湯本から新宿をめざす

LSE(Luxury Super Express)の愛称を持つ小田急7000形電車は、SE、NSEの意匠を引き継ぐ新型ロマンスカーとして1980年にデビューした。
現在は製造された4編成のうち2編成が登場当時の塗装に戻されて活躍している。
小田急ロマンスカーの伝統とも言える連接構造を持ち、その独特な走行音も聞きどころだ。
始発は箱根湯本。まずは箱根登山鉄道線を小田原までそろそろとおりてゆく。
次の入生田までは箱根湯本~強羅で用いる標準軌電車が入生田検車区に入区する必要性から三線軌条となっている。
2階の運転席からの眺めも独特だ。小田原でJRと連絡、小田急小田原線を東へ進む秦野の先までは川沿いの区間やトンネルもある。
次第に沿線が都市化してくると相模川を渡って厚木へ。海老名ではJRや相模鉄道と連絡をとり、相模大野では江ノ島線、新百合ヶ丘では多摩線が合流する。
都心に近づくと三線区間や複々線区間もあり、さらに工事中の区間も見られる。
代々木上原で東京メトロ千代田線を分けると、ほどなく巨大ターミナル駅・新宿駅に到着する。

■撮影日
2016